まずはくるり。昨日とは違ってメンバー全員がリラックスしているようだ。
岸田はツェッペリンのTシャツを着て登場。
くるり(at Earth Stage)
(セットリスト)
1 肛門ひくひく
2 ばらの花
3 BIRTHDAY
4 ハイウェイ
5 ワンダーフォーゲル
6 HOW TO GO
7 ロックンロール
8 虹
セットリストは「ハイウェイ」「虹」以外は昨日と同じだ。というかこの一週間で
くるりのライブに3回参戦しているが、ほとんど同じ曲ばかりやっている。
まだまだこのメンバーがライブで弾ける曲の練習ができていないのか?
もう「ばらの花」はお腹いっぱい。岸田がギターを持ち替えたり、ドラムが
曲の入りでバチのビートを刻んでいる時点で次にどの曲が来るのかすぐ
わかる。次はもうちょいレパートリー増やしてくれよ。
くるりのストラップ。レンズクリーナーがついているのでデジカメのケアには重宝するだろう。
ここで大事なことに気がついた。くるりの「ワンダーフォーゲル」の時に
客にもまれてぐちゃぐちゃになったのだが、その時に、チョークバッグに
入れていた薬のポーチを落としたみたいだった。半ばあきらめモードで
インフォメーションセンターに行くと、なんと、ちゃんと落し物として届け
られていた。薬は踏まれて、一部粉々になっていたが、戻ってきて
良かった。拾ってくれた方。どうもありがとうございました。
続いて、しばらく昨日に引き続き湊屋で五浦ハム焼を2本食ったあと
佐野元春へ。古い曲をやってくれるかなと、特に「SOMEDAY」を期待したが
不発に終わった。聞き始めたのは3曲目ぐらいからだったと思う。
佐野元春(at Earth Stage)
(セットリスト)
1 Back to the street
2 99ブルース
3 インディビジュアリスト
4 観覧車の夜
5 君の魂 大事な魂
6 DIG
7 国のための準備
8 太陽
9 アンジェリーナ
最後は「アンジェリーナ」をやってくれたのでうれしかったが、
それにしても、この会場でこの客層では全くノリが違った。
というか佐野元春は既に終わっている。歌詞が胸に全く響いてこない。
痛々しい。
そのままEarth Stageで東京スカパラダイスオーケストラの出番を
待った。ここへ来て会場はすごい人の入り。それが演奏が始まってからは
頂点へと達した。息つく暇も無い怒涛のダンス、ダンス、ダンス。。。
俺のちょうど前にいたグループの連中が周辺の女の子も巻き込んで
楽しそうに踊っていたので、俺も一緒になって踊った。疲れた。
去年はスカパラで年越しをしたのだが、その時も前のほうで暴れ狂って
死にそうになった。
東京スカパラダイスオーケストラ(at Earth Stage)
(セットリスト)
1 火の玉ジャイヴ
2 5days of TEQUILA
3 SKA ME CRAZY
4 STROKE OF FATE
5 Natty Parade
6 さらば友よ
7 (We Know It’s)All Or Nothing
8 (新曲)
9 ルパンⅢ世'78のテーマ
10 Down Beat Stomp
続いては、FOODエリアをぶらつきながらつじあやのへ。
1曲目の途中から聞いた。激しかったスカパラのあとだけに
マッタりとできた。
つじあやの(at Moon Stage)
(セットリスト)
1 明日によろしく
2 風になる
3 ブルー
4 パレード
5 いつまでも二人で
いいねえ。つじあやのは。ウクレレ一本で歌唱力で勝負。特に
「風になる」はさすがに宮崎アニメの主題歌になるだけあって
軽快でさわやかで良い。しかし、今日の髪型はこれまで見た中で
(これまで3回見ているが)一番短かった。変なおばさん風だ。
その後は、またハム焼と年越しそばを食って、今度はEarth Stage
に行き、ボーっとTHE MAD CAPSULE MARKETSを見た。
なんじゃこれは。ノイズとビートが渦巻く変な世界だ。これが世界市場で
働くMADか?と感心はしたが、聞き込もうとは思わない。3曲目あたり
から聞いた、というか眺めた。
THE MAD CAPSULE MARKETS(at Earth Stage)
(セットリスト)
1 RETALK
2 SCARY
3 クラッカー!!!
4 W.O.R.L.D
5 CHAOS STEP
6 JAM!
7 OUT/DEFINITION
8 BIT CRUSHERRR
9 ISLAND
10 GOOD GIRL
11 MIDI SURF
12 PULSE
MADが終わっていよいよ年越しの時が近づいてきた。実は
この時まで、どのアーティストで年を越そうか決めかねていたが
ナカボウズはサンボマスターで、ヒロミックはBEAT CRUSADERS
で年越しすることを決めていたので俺は忌野清志郎で年を越すことに
した。この3組の出演には若干の時間差があったので、
BEAT CRUSADERSをまずはちょっと見て、その後サンボマスターを
ちょっと見て、年越しの時間には忌野清志郎のところに来て、その後
またサンボマスターに戻ろうと考えていた。しかし、それは甘かった。
清志郎のステージは冒頭から名曲のオンパレードで、その場をすっかり
離れられなくなってしまっていた。
忌野清志郎&NICE MIDDLE with NEW BLUE DAY HORNS
(at Earth Stage)
(セットリスト)
1 KINGのテーマ
2 MIDNIGHT BLUE
3 トランジスタ・ラジオ
4 スローバラード
5 ドカドカうるさいR&Rバンド
6 上を向いて歩こう
7 BABY何もかも
(countdown!)
8 ラクに行こうぜ
9 JUMP
10 雨あがりの夜空に
カウントダウンの時には、いつもの布団寸劇とは違って、こたつ
が用意され、メンバー全員がひとつのコタツに入った状態で
カウントダウンを行った。忌野清志郎とともに年を越せたのは
なんとも幸せである。「雨上がりの夜空に」はマジで燃えた。
それに年越しの時には俺の両脇にはきれいなお姉ちゃんが
いた。なんだかいい年になりそうな予感がする。
年越しの余韻も覚めやらぬまま次は椿屋四重奏へ。
年越しをしてからだらだらとしていたので、2曲ほどしか
聴けなかった。
椿屋四重奏(at Moon Stage)
(セットリスト)
1 かたはらに
2 群青
3 舌足らず
4 螺旋階段
5 成れの果て
6 空中分解
7 小春日和
4曲目が新曲だったので、俺は3曲目と4曲目を聞いたようだ。
続いて、軽くミーハーなノリでKREVAへ。
相変わらずくだらないMCで、それに反応している厨な客たちが
たくさんいたが、思ったほど人は入っていない。
KREVA(at Earth Stage)
1 Dr.K
2 コントロール
3 DAN DA DAN
4 ファンキーグラマラス
5 ファンキーグラマラス Part 2
6 ひとりじゃないのよ
7 コトバにできない
8 お祭りクレバ
9 BABY DANCER
10 音色
俺は5曲目と6曲目の2曲だけ聴いて「ああ、こんなもんか」と
思いながらグループ魂へ。会場に着くと人であふれかえっていた。
さっきのKREVAより明らかに人が多いと思われる。
それにしてもこの「グループ魂」はめちゃくちゃなバンドである。
音楽性はともかくとして、とりあえず盛り上がればいいという
その姿勢に尊敬の念すら覚える。さすがは阿部サダヲに
宮藤官九郎だ。
グループ魂 (at Galaxy Stage)
(セットリスト)
1 グループ魂のテーマ
2 グラビア29時
3 チャーのフェンダー
4 東北の魂
5 竹内力
6 荒ぶる日本の魂たち
7 Over 30 Do The 魂
8 就職しやがれ!
俺は4曲目から聞いた。とにかくむちゃくちゃだ。でもこんな
バカバンドが活躍できる場があってもいいなと思った。
続いては同じステージに残りART-SCHOOLを見た。
ARTは去年のこのライブで活動の区切りをつけたようだが
復活していた。かなり期待していたのだが。
ART-SCHOOL(at Galaxy Stage)
(セットリスト)
1 RAIN SONG
2 水の中のナイフ
3 スカーレット
4 クロエ
5 あと10秒で
6 EVIL
7 プール
8 サッドマシーン
9 ロリータ キルズ ミー
10 車輪の下
確かにギターの音の置きかたやメロディラインはカッコイイ。
しかし、いかんせんボーカルがへたくそすぎる。こんなに音程を
取るのに苦労しているボーカルを見るのも久しぶりだ。メレンゲの
クボよりもひどい。俺は途中で耐えられなくなって、6曲目が終わっ
てから会場から出た。
その後はナカボウズたちと落ち合い、最後の締めの話題に。俺は
当然曽我部恵一だがナカボウズたちはRHYMESTERに行くとのこと。
とりあえず1時間ほど時間があったのでsyrup16gを見ずに、REST
エリアのソファーで今回のフェスで初めて、横になって休憩した。
しかし、隣でやっているBACK DROP BOMBの音がうるさくてなかなか
休めない。結局ソファーで寝ながらBACK DROP BOMBの曲を
全部聞いた。
BACK DROP BOMB(at Earth Stage)
(セットリスト)
1 REMIND ME
2 FLIP OUT
3 IN ORDER TO FIND THE NEW SENSE
4 THE AIR
5 FROM EXPERIENCE
6 R.O.C.K.S
7 NEVER SHINED
8 YOU UP AROUND
9 MASTADABESTAH
なんと表現すればよいのかわからないが、ある意味MAD風。テクノ系
ヘビーロックギタービートバンド?ようわからんが聞き込むことは無い
だろう。俺の睡眠を妨害がした連中だ。
さあ、午前4:00を回っていよいよオーラスの曽我部恵一だ。
今日はギター一本のアコースティックライブだ。しかし、ギター
一本で弾いているとは思えないほどの声量で、迫力満点。
熱いステージだった。
曽我部恵一(at Galaxy Stage)
(セットリスト)
1 ジュークボックス
2 FIRE ENGINE
3 きみの愛
4 シモーヌ
5 テレフォン・ラブ
6 トーキョー・ストーリー
7 青春狂走曲
8 瞬間と永遠
9 ギター
10 LOVE-SICK
11 おとなになんかならないで
(アンコール)
1 新曲
アンコールの前になぜか「これでフェスは終わりですよ」といった
雰囲気の音楽が流れてきたのでみんな残念そうに会場をあとに
していたところで、あわてて曽我部が再登場。会場のBGMの
せいでアンコールの要求もすることができない雰囲気だったので、
こういう事態が起こってしまった。曽我部もかなり焦っただろう。
こういう点は是非とも来年主催者には改善をお願いしたい。しかし
残ったお客さんでアンコールも一緒に盛り上がれた。「テレフォンラブ」
の時は会場の電気を真っ暗にして携帯電話の明かりでキャンドルサービス
状態にしたり、大合唱したりとあたたかく、そして熱い最高のライブだった。
なによりサニーデイ時代の「青春狂走曲」をやってくれたのにも感動した。
すべてのライブがこれにて終了。去年に引き続き大満足の2日間だった。
会場が去るのがちょっと心残りだったが、今年一年また色々な楽しい
ライブに参加していい音楽に触れていこうと心に強く思った元旦の夜明け前
であった。