2005.08.11

2005年8月11日(木) epilogue

 N●COでは今日は店内になじみの客はいなかった。
一人でさらに焼酎を水割りで二杯飲み、隣の人たちと軽く
談笑しながら、仕上げの茶づけを食してかなりの泥酔状態
に近い感覚で店を出た。帰りの心斎橋筋はかなりの人だった
が、俺は歩きながらメールを打っていた。

 かなり酔っているので、思いっきりストレートな感情表現に
なっていたと、今となっては文面からわかる。そう、再戦をすべく
「明日もし時間があったらメシでも食べないか?きちんと言葉で
伝えたいから」といった内容だ。メールではなく直接相手に伝え
ないことには結局中途半端な気分を引きずるだけだからだ。
 難波駅についてホームで電車を待っていたら、返信のメールが
届いた。「(俺の)気持ちには答えることはできない。もうメール
を送ってこないでください。(彼とは)結婚を前提に付き合ってる
から。。。」といった内容だ。このとき全てが本当に終わったことが
はっきりした。俺はすぐさま反射的に「ありがとう」の一言だけを
書いて返信した。電車の中で何度も読み返してみたが、まるで
他人事のように思えてくる。ただ、これまでで一番はっきりとした
きつめの文章だったことに少なからずショックは受けた。俺の
目的は「思いを直接伝えること」だったが、結局それはかなわ
なかった。メールで伝えようが直接話をしようが、結果は当然
予想できたことなので大きな驚きはない。確かに淡い期待が
あったことは事実だったが、それも俺の妄想に過ぎなかった
ことも自分ではとっくの昔からわかっていたから。
 「サヨナラcolor」を先に受け入れなければならなかったのは
俺のほうだったのだ。それがわかったとき、涙が出そうになった。
やはり辛い。しかし、それもそれほど長くは続かなかった。
 家に帰って感傷的な曲を何曲か聴いてみたが、涙も沸いて
こない。泥酔に近い状態だったが意識ははっきりしている。
とりあえず、関係するこれまでのメールの類とアドレスやHP
の類は最後に送られてきたメールを残して全て消去した。
なかなか寝付けなかったが、かといって感傷に浸ることもなく、
心にぽっかりと空いた穴を突くように、時計の針の音だけが
薄暗い部屋に響く。
 とにかく半年に渡る臆病者の物語はひとまず今日、予想通りの
ストーリー展開で終わった。「予定調和」という言葉があるが、
はたしてそれはあてはまるのだろうか?色々あったこと、思った
ことについては、これから少しづつ冷静にここで振り返って検証して
いこうと思っている。とりあえずお盆前に決着がついてよかった。

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