会場入りすると、それほど人で満員になっているわけではなく、
レビルとその彼女はすでに到着していて、完売になっていたサン
ボマスターのタオルをしっかりとゲットしていた。
今日の客の年齢層はやや高め。若い社会人が中心といった感じか。
席の埋まり具合も7分ぐらい。
13:30になってライブが始まった。
1.赤犬
よくわからん関西出身の13人編成のコミック系スカファンクバンド。
しかし、歌詞が完全にコミック系なので、演奏のよしあしも判別不能で
ステージ上で統一感のない踊りや寸隙のようなパフォーマンスを繰り
広げていた。音を楽しむというよりはステージのノリを楽しむ感じ。絶対
にワンマンにはいかない。ボーカル、バックボーカルの3人が曲ごとに
脱いでいき、最後はブリーフ一枚に。予想通りボーカルのヤツは最後
には全裸フリチンになってしまった。バカ集団。
2.bonobos
久々に見た。これで2回目。相変わらずFISHMANS似の曲は、
ボーカルの声の質とやろうとしている音楽からして仕方がないか。
MCで「新しいアルバムが出ました。いろいろといわれてるけど、
いいアルバムですよ」と言っていたが、おそらくFISHMANSのパクリ
とか色々言われてきたんだろう。ベースの森本っちゃんが自分の
出番以外は関係者がいつも出てくるステージ右の客席そばずっと
に座って他のアーティストの曲を聴いていたので良く観察できたが、
意外に「アリ」やぞ。ファンになった。ステージが終わってからは、
OLが出勤するときのような普通の服装に着替えていたのが印象的。
(セットリスト)
1.あたらしいひ
2.今夜はGroove me
3.?
4.あの言葉、あの光
5.ライフ?
6.Thank you for the music
3.畠山美由紀
女性ボーカル一人なのだが、ピアノとギターのサポートで登場。
畠山美由紀は楽器を弾かずに一人で歌を歌う。正統派の女性POP
シンガー。ややハスキーな声で歌も上手いが、ブルース色が入って
いるとかそのようなものはなく、純粋に聞かせる感じ。
永積タカシつながりなのだろうか、ギターは最近のハナレグミの
サポートをしている高田氏が担当。6曲ほどやった。まあ普通。
4.浜田真理子
ピアノの弾き語り。ステージ上では横顔しか確認できなかったので
良くわからなかったが、年齢不詳。静かに演奏しているときに、ステ
ージ横で機材が「ガシャン」と倒れる音がしたのがかわいそうだった。
この途中で、会場をでてみんなでビールとつまみで楽しんだ。
浜田真理子は何曲やったのかはよくわからない。6~7曲か。声に特別
特徴があるとか、曲のメロディラインが特別綺麗だとか言うわけでは
ないのでやはりちょっと退屈。
5.サンボマスター
このころから空は明るいが、やや強めの雨が降り始める。登場と同時に
客席が異様に盛り上がり始めた。本日のメインアクトのようなもの。
サンボマスターはこれで4回目だが、毎回のように「卒倒するんちゃうか」
というようなハイテンションの山口隆。男性年配系ファンからの声がひっ
きりなしに客席から飛んでいた。雨は演奏の途中でやんだ。そのことを
ネタに、山口隆が独特のMCを繰り広げる。
(セットリスト)(ちょっとあやふや)
1.歌声よおこれ
2.これで自由になったのだ(?)
3.美しき人間の日々
4.夜が明けたら
5.朝
6.そのぬくもりにようがある
7.月に咲く花のようになるの
今日はちょっと音が静かだったような気がするが、やはり何度聞いても
次にまたライブを見たくなるバンド。久々に最高だった。やはり体にムチ
打ってでもワンマンに行かなければならないか。
6.スクービードゥー
これがトリだとは残念だったが、ライブで盛り上がるのには定評のある
バンド。これで見るのは2回目。今日はちょっとボーカルの声が聞こえに
くかったような気がするが、会場は結構盛り上がっていた。802の昔の
ヘビーローテーション曲「Get Up」以外の曲はわからなかったが
FUNKYなラテン系ロックでなかなか楽しませてくれた。8曲ほどやった。
フェスで出てくる分には、酒が入れば十分に楽しめる。
(終了時間:19:00)
全体的には十分に楽しめるライブだった。夏場にもう一度この野音で
ライブを楽しんでみたいものだ。それにしてもいつも思うが、会場に
酒類を持ち込めないのはかなりイタイ。